悲しみよさらば
「姉ちゃん行っといで。」
弟たちがそう言ってくれた。
「オレが死んだらあいつがいちばん悲しむ。」
父は弟嫁にそう言ってたそうだ。
父のことが誰よりも大好きだった。
父も私のことをいちばん愛してくれたんだね。
それゆえ悲しみもいちばん大きい。
お葬式に初七日の法要もいっしょにするので一段落していた。
以前から予定していたオトウサンの実家へ。
93歳の義母のことが気がかりだったのだけど、
行ってみたら
オトウサンの実家はこのありさま
姪たちの子供で大賑わい
義母は歩行器を駆使して家中どこへでも行けるし、何でもできる。
そして、デイサービスの陶芸教室を楽しみにしている。
それにね、
以前より太っていて、シワが伸びて若返ってる!!
義母の健康は義兄夫婦のおかげ。
とても楽しかった。
あんなに悲しかった私はどこへやら。
私の母はと言うと、
「連れ合いを亡くすということは、親を亡くすよりも辛いんやで。」
伯母たちはいうけどね、
「おじいちゃんの写真がこっちを睨んでいて怖い。」と母。
入院中はあんなに仲良かったのに・・・
父よ、思う人には思われず。
母は大丈夫やわ。