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素麺


テレビ番組「プレバト」で、土井善晴センセのお料理の盛り付けを競うのが好きです。

それなのに私は盛り付けのセンスが全く無くて、

お料理の本や番組は好きなくせに、盛り付けが何にも頭に入らない。

食べに行っても、美味しかったことだけしか覚えてない。



あれは中学に入った年の夏休み、

ひとりだけ私立中学に行ったKちゃんの家に、連れ立って遊びに行った。

公立中学組の3人、携帯のない時代には許されるアポ無し訪問。


楽しく遊んで、お昼には素麺を出してくれた。

他所の家でお昼ごはんを頂くことはなかったのだけど、

Kちゃんのお母さんは他校の家庭科の先生でお料理は得意。

ササッと作ってくれ、「食べて行きなさい」と言うので。


当時、我が家で素麺というと水に浸かっていたような気がするが、

Kちゃんの家の素麺はというと、

ひとりずつザルに盛ってあって、錦糸玉子や海苔等が川のように乗せてあった。

それは、生まれて初めて見る美しくて美味しそうな素麺だった。


その時私は思った。

いつか結婚して子供が出来たなら、

子供のためにこんな素麺を作ってやろう!





と言っても今の我が家の素麺はこんな程度です。


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 器はザルでもないし、

    グチャグチャでちらし寿司のようだし。





それで

  あの時、


ただひとつ後悔することがあって、


当時の私は華奢で小食だったので、

その美しくて美味しい素麺を




半分しか食べられなかったこと。



今なら二人分くらいは大丈夫なのに。



   

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ぽつんと一軒家


コロナのせいで太ってしまった方、

穿けなくなったパンツ(ズボン)、あるでしょ?


私もね、リサイクルゴミ行きの袋に入れようと思っていたのだけど、

もしかしたらウエストを直せるかもしれないって思ったの。


男物のパンツはおしり側に縫い代が多めにとってあって、

そこを出すだけで簡単にできる。

これは実家が縫製会社で服に詳しいSちゃんが教えてくれた。


しかし私のはおしり側も脇も縫い代はギリギリで、出すのは無理だわ。

ウエスト周りで出せるところはというと・・・

前にタックがある!


そこで


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タックを広げ、ベルト部分を切って別布を足した。

手前のは高かったのでベルト裏から共布を切って目立たないようにした。

見えないベルトの裏は花柄で。


白い方は普段着なので有り合わせの布。

こちらは手縫いして上からガーッとミシンかけただけ。


太腿もパツパツ気味だけど、なんとか穿ける \(^o^)/



どんだけ太ったんよ [ふらふら] [ふらふら] [ふらふら]



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



お盆は何にも予定がなかったので、

ドライブ、ドライブ。




あの道を通ると、いつも気になるあの看板。

「玉置神社」と矢印がしてある。

矢印の方角に行ってるはずなのに、神社は見当たらない。

そこで今回は真剣に探して行ってみよう。


ひょっとして通り過ぎたのかもしれないね。

そう思い始めた頃にまた「玉置神社」と矢印が現れる。

ナビにはだいたいこの辺みたいな感じだし、

もうちょっとかな?

でもおかしいな、ナビの到着時間ではもっとかかるみたい。

あと1時間って??

くねくね道をどこまでも どこまでも どこまでも・・・

忘れた頃にまた看板。

それ見るともうすぐかと思って戻るに戻れず

山道をひたすら走る。

まるでぽつんと一軒家だよ。

不安になってきたが、

ときおりすれ違う車があるのはお参りしてきた車かな?


看板を頼りにさらに行くと、やっと見えた!

鳥居前の駐車場にはなんと数十台の車でほぼ満車。

ヤレヤレ、長かったね〜

安堵するも、

鳥居をくぐってもお社は見えない。

さらにさらに山道を歩く。

行けども行けども見えてこなくて、

途中で高齢の夫婦がヘタバッていた。


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   もうすぐって思うけど全然。道は更に続くのよ。



下りの階段が現れ、どんどん下る。

体の弱い方はこちらと書いてある方に行くが、

健康な私でさえ息が切れ、もう一歩も歩けねぇ〜〜〜

ハァハァハァ・・





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     お社はいくつかあって、立派な神社です。



 聖地・熊野三山 玉置神社 遠いです。



↑この画像見るとあんな山奥だとはとても思えない。



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「ありがとう」

  

ピアノの上に孫の七五三の時の写真を飾ってある。


「あ、ワタシの写真や!」

「大きい写真やからここがちょうどいいやろ?」


すると孫は

「ありがとう[揺れるハート]」と言った。


来月でやっと4歳。

4歳ぐらいの子供がもうそんなことを言うのかと驚いた。

直接何かしてもらったり、物をもらったりではなくて、

そんなことに「ありがとう」と。


近頃は情報源がいくらでもあるから、

いくらでも吸収して、早くから感情豊かな子供に成長するんやろうなぁ。


私なんかはテレビがギリギリやって来た頃で、

親は仕事で忙しく、まったく遊んでもらえない。

食事時は母の愚痴を父が聞く時間で、子供は喋らせてもらえなかった。

母はいつもそんなんだった。


田舎で図書館なんぞなく、本屋もない。

家にはたった1〜2冊の絵本。


たとえば、

「どれがいい?」と聞かれても、何を基準にいいのか悪いのか。

孫は「こっち!」と即答できるのがすごいなぁ。

私は小学校に行くようになっても物事を決められず、

「わから〜ん」が口癖だった。



父はとても愛情深い人だったと今になって思えるのだが、

無口だったし、子供心に怖い人という印象だった。

なので感情を表現するというのがね、

怒られるんちゃうかなっていうのが先に立って、素直になれなかったんだね。



孫は両親の愛情たっぷり受けて、


「ワタシの写真を飾ってくれてありがとう。」

「いつもワタシのことを見てくれてありがとう。」


そんな意味の「ありがとう」を素直に言える子に育ってくれてバアチャンは嬉しい。



まだ4歳か〜 


  

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   虫の好きなこの子

   


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幻聴

 

コロナ禍だけど、うちはみんな孫を連れて来てくれて、

2日続けて賑やかな我が家。



2日目は二家族。

大勢は久しぶりで、

子供の声も、甲高いのが複数になると慣れてないのでちょっとコタエる。



 

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若いパワーを吸収して、

今日からまたがんばろう。




耳の奥でまだ声が・・・




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踊るババァ

 

 え〜っと・・


あのとき祖母ははいくつぐらいだったんだろう。

母方の祖母のこと、

物心ついた時にはすでにまるちゃんのお婆ちゃんみたいだった。

あの時、今の私よりずっと若かったと思う。

髪をひっつめてお団子にしていた。

化粧なんてしたことなかったし、鏡台には化粧水さえなかった。

グレーっぽい小花柄の割烹着か、夏には同じようなワンピース。

おしゃれした祖母は見たことがないし、写真もなかった。


亡くなった時はまだ60代だったかもしれない。

典型的なお婆さんだったけど、

今、60代というと、

ユーミンや中島みゆき、太田裕美、

百恵ちゃんもピンク・レディーもそんな年なんだよね。

大地真央も舞台で踊ってるし、

祖母もひょっとしたらペッパー警部やUFO踊れたかもしれん年齢やわ。



さて、私はこれからダイエットダンス。

グレーの小花柄の割烹着は死んでも着たくはない。



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