その瞬間
ようやく涼しくなったこのごろ。
庭も秋の色になってきました。
久しぶりに友人とのランチ。
時間に余裕を持って家を出たら、
あ、だれか転んでる!
対向車線で自転車の女性が倒れていた。
転んですぐだったようで、
ん〜、もう、見過ごすわけにはいかんやん〜
両ハンドルに飲み物をいっぱいぶらさげていてバランスを崩したらしい。
膝を擦り剥いた程度だった。
バイクを寄せて介抱しようとしていたら、
通りがかった自転車の若い男性と軽トラのオッチャンも
「大丈夫か?」と来てくれた。
ちょっと、ちょっと!私のバイクと衝突したような画像になってない?
「自分で転んだそうです。」って強く言ったさ!
軽トラのオッチャンは車から自分のエコバッグを持ってきて、
破れたレジ袋からペットボトルを移し替えてあげた。
雑な私はゴチャゴチャになったレジ袋をそのままエコバッグに入れようとしたんだけど、
「ちょっと待て」と、オッチャンは潰れそうなものを出して重いものから入れていた。
咄嗟のときって性格が出るもんやわ。
呆れたオバサンやなぁ、私。
幸いお家がすぐそこだったので、若いニイチャンは自転車を、私は荷物を門の前に置いて、
めでたしめでたし。
時間は余裕だったので電車にも乗り遅れることなく。
しかしね、
なぜだか川に落ちる瞬間や、
田んぼに落ちる瞬間に通りがかる私。
川に落ちた子供は自転車に乗せて家まで送り届けたけど、
水を張った田んぼに落ちた二人乗りの中学生男子は、
あたしゃ知らんよ〜
泥まみれの制服はどうしたやろね。
翌日は体操服で行ったかな・・・
何十年も前だけどいまだに思い出す。