恐怖の三面鏡
娘の家は気兼ねなく行ける。
オトウサンは平日の休みの日にどんなに用事があっても午後からは空けていて、
婿殿が仕事でいないのをいいことに、遠慮無く押しかける。
「オカアサンが行きたがってるから」っていう理由を付けて。
それも正解やけどサ。
娘も私がいるあいだにオトウサンの車で買い物に行くから
お互いそれでいいのよね。
孫は一週間ごとに目まぐるしく成長している。
顔も先週とぜんぜん違う!
突然、二重まぶたのクリクリお目々になっていてびっくり!
先週までとろんとした一重まぶただったでしょ?
あんただれ? どこの子?
「これ、喜ぶのよ。」というので
洗面所に行って三面鏡を折ると、目をまんまるにしてあっちとこっちをキョロキョロ。
いっぱい映る自分とジジババ。
うえ〜ん
「おかしいなぁ。いつもはキャッキャ喜ぶんやけど・・」
そうよね、ママがいっぱいいるのはうれしいけど、
ジジババがいっぱいいるのは
怖かったんやね〜
4ヶ月になりました。
ガーゼを掴んで顔を拭き拭き。