ありがとう
父が危篤状態になったとき、
叔父が、巻き寿司やお稲荷さん、ペットボトルのお茶を数本持って来てくれた。
弟が知らせてくれたんやね。
息を引き取ったのが夜の7時前で、一段落したら急にお腹が空いてきて、
叔父が持ってきてくれたお寿司とお茶がどんなにありがたかったか。
叔父はなんて気が利くんだろう。
誰もがそう思った。
ところが、それはちがっていたのだ。
弟は叔父に知らせたわけではない。
叔父は、家で仕事をしていたら何故か急に、
「今日はどうしても病院へ行かないといけない、どうしても今日じゃないと。」
そう思えてきて、
認知症の妻に、「絶対どこにも行くなよ!」と言い残して、病院へ向かった。
途中、
「そういや手ぶらもなんやし、なんか買って行こう。」
スーパーに寄って、
「付き添いのもんも腹減るやろなぁ。」
何故か大きいお寿司のパックを3つも。
いつもそんなに大勢付き添っているわけではない。
そうして病室を開けたら父はもう昏睡状態だった。
「なんと!なんでこんなことに!!」
叔父自身が自分の行動にいちばん驚いたんだそうだ。
これは絶対に父の仕業やね。
2015-09-15 09:08
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コメント(13)
「これは絶対に父の仕業やね。」 爺もそう思うよ。
お父さんは叔父さんに「早く寿司頼む~!”」と言ってたんでしょうけど。
間に合わなかったんですね。お父さんは「皆で食べてくれや~!」と言ってたと思うよ。
by 旅爺さん (2015-09-15 12:59)
付添いの人も腹が減る…ボクもそれを体感しました。
父が救急搬送された次の日にボクが買い物した差し入れは、ちょうど人数分でした ^^;
by なかちゃん (2015-09-15 13:31)
そんなことがあったのですね。
虫が知らせる…まさにそんな状況だったのでしょうか!
by yoko-minato (2015-09-15 14:37)
そんな気持ちになられたのは、何か?????印のことが、頭をよぎったのでしょう。不思議ですねぇ。
by okko (2015-09-15 16:48)
現代の科学的見地からは起こり得ないようなことって実際にあるんですね。驚きです。
by 裕々 (2015-09-15 17:01)
虫の知らせは二回経験あります。
by barbermama (2015-09-15 17:44)
思いが通じたのでしょうね・・・
by ヒロシ (2015-09-15 18:41)
虫の知らせ・・・有ると思います。
私も母が亡くなる時会社に居ました。 急に母に会いたくなって
早退し午後の汽車に・・・JR・柘植の駅のホームを歩いていると
目の前に見覚えのある鞄を下げて・・・先日亡くなった姉が茨城から
同じ列車に乗って 弟以外何故か子供は全員揃い交代で母を見ることに
往診の先生が帰られて間もなく母は旅立ちました。子供が自分のそばにいるうちに・・・
皆が泣く事も無く見送ってあげました。
by 侘び助 (2015-09-15 19:13)
人にはまだ解明されていない能力があるんですよ。
似たような経験は、よく聞きます。
by たいへー (2015-09-16 07:43)
偶然と思えないことってありますよ。
「今日行かなくちゃ」と言う叔父の気持ちもお父さんの仕業かも。
by せつこ (2015-09-16 09:07)
叔父さまの今日行かないとの強い気持ちがあって良かったって言ったら変だけど、間に会って良かった。
お鮨はお父さんが食べたかったのか、皆に食べて貰いたかったのか
どっちかやね...
人が亡くなる時っていろんな不思議な事が起きるような気がする。
by ミラノ (2015-09-17 16:19)
↑ 虫の知らせ・・有ると思います・・信じています!デジャブかも?
最近全くあっていない友人知人が夢に出てきます。なんやろ?
by OJJ (2015-09-21 12:08)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●叔父もよく気がつく人なんですが、
きっと父が叔父に託したんだね。
皆に寿司を買って行ってくれって。
父のやりそうなことです。
by koto (2015-09-22 18:17)