ターナー展
今に始まったことではないけれど、
日々オバサン化(年令的にはオバアサン化)していく友人に、どうしたもんかと悩む。
声が大きくて、いっしょにいて恥ずかしい。
電車の中もそうだし、美術館でも。
はじめは意識してるようだけど、だんだんと大きくなる。
前回行った時には、
「うるさいなぁ!イヤホンの説明が聞こえへん!!」て、隣の男性に怒られたほど。
オバサンは老眼なので近くまで行って近視メガネを外して見る。
平日の美術館はほぼ同じような年代の人なので、そういう人は他にもいるのだけれど、
「ここに山羊がいてる! こんなに小さい人もいてるわ!」
すると、係員が飛んで来て
「作品にはお手を触れないように。」
額のガラス面を指で触ろうとしてたみたいやねん
オバサンは道がわからんと誰彼なしに訊きまくる。
私も訊いたりするけどね、
イヤホンしてる人や忙しそうに作業している人にまで。
皆さん親切に教えては下さるけどね、
すみません、ご迷惑おかけしました。
それからそれから、
私はいつも美術館の流れでデパートに寄る。
自分では買えない高級食器等を見るのが好きだ。
なので昨日も行ったのだけど、
「何これ?」って手を出して触ろうとしてるそのガラスの置物・・・
「触ったらあかん!! 高いんやで、それ!!!」
「え!?じゅうさんまん・・・ ひゃー!!」
帰りの電車でも
「電話や!」
バッグの中から出したスマホから大きな着信音。
「聞いたらあかんで!電車の中で電話したらあかん!!」
にもかかわらず「もしもし」って。
「切れてたわ」
「(よかった〜) 今すぐマナーモードにしとくんやで!」
あぁ世話の焼ける・・
あんたと電車に乗っての美術館はやめる!
近視メガネを外さないと見えないくらいの小さな絵ばかりよ。