4月8日
いつかこんな日が来るって、
わかっていたはずなのに
その日は土曜日で、珍しく家族が揃っていた。
食欲がなく、少し体調が悪そうなクーを翌日には動物病院へ連れていく手配だった。
それでも昼間は庭で遊び、
夕方にはオトウサンと週に一度のロング散歩にも出かけた。
ところが夜になるとみるみるうちにぐったりして、
もう立つこともできなくなった。
ワォ ワォーン (みんなここに来て!)
みんないるよ。
みんな玄関に集まり、代わる代わる撫でてやる。
オトウサンがトイレに立つと
「どこに行くの?」と首を上げて目で追う。
そのうち水も自力で飲めなくなり、私が手ですくって口元にかけてやった。
あぁ もう・・・
「クー! 逝ってしまったの!?」
日付が変わった午前0時48分。
家族が見守る中
私の腕の中で
愛するクーは天に召されて行きました。
家族が揃う週末を待っていたかのようでした。
クー
ありがとう
子供たちと一緒に成長し、
ずっと同じように思っていたけど、
動物は急速に衰えていくんだね。
12年と4ヶ月。
あなたがいてくれて私たちは幸せだったよ。
ほんとうにありがとう
涙が止まらない